【始めに】
閲覧ありがとうございます。チャンタです。
s21お疲れ様でした。今期使用した構築を紹介します。
【並び】
【構築経緯】
ムゲンダイナは一般ポケモンのほとんどに強く、対策の難しいウーラオス・カイオーガ・イベルタルに対して専用の引き先を用意する必要がない点に魅力を感じ、構築の始点としました。
しかし、ムゲンダイナは環境に最も多い伝説ポケモンであるザシアンに対面で勝つことができないため、引き先となり蜻蛉返りから有利対面を作ることができるハッサム、上からザシアンを縛るポケモンとしてランドロスをそれぞれ採用しました。
次に、ムゲンダイナが不利をとる伝説ポケモンである黒バドレックスへの引き先としてガオガエンを採用しました。
次に、ムゲンダイナが不利をとる一般ポケモンであるヒードランに対して後投げが安定し、未来予知による崩しを行うことができる原種ヤドキングを採用しました。
最後に、カバルドン・ラグラージなどのステルスロック展開がつらいため、有利対面を作ることができた時の圧力が高いウオノラゴンを採用しました。
以上で構築が完成しました。
【個体紹介】※並び順
ムゲンダイナ@黒いヘドロ
性格:控えめ 特性:プレッシャー
実数値:241(204)-x-116(4)-198(116)-117(12)-172(172)
ダイマックス砲 ヘドロ爆弾 マジカルフレイム 自己再生
調整意図:ハイブリッドムゲンダイナ - Bullet Palette
最強ポケモン。技構成はドラゴンや地面への打点としてダイマックス砲、カプ・レヒレへの打点となり毒による耐久ポケモンへのTODを狙えるヘドロ爆弾、鋼への打点としてマジカルフレイムをそれぞれ採用。
マジカルフレイムは3ウェポン型での採用は珍しいですが、特殊への様子見・強引な居座り・詰ませといった具合に、選出時の対応範囲を広げることができ、非常に便利な技でした。
終盤にかけてゴチルゼルが増えていた点が向かい風でしたが、火力とマジカルフレイム採用のお陰で、一方的な展開を強いられる試合は少なかったです。
ハッサム@ゴツゴツメット
性格:呑気 特性:テクニシャン
実数値:177(252)-150-167(252)-x-101(4)-63(最遅)
バレットパンチ 蜻蛉返り 瓦割り 剣の舞
ザシアンへのクッション枠。後投げから巨獣斬→インファイトを耐え、ゴツゴツメットで削りを入れてランドロスでザシアンを縛る動きが強力でした。
瓦割りは一定数いた壁構築に対するメタとして採用。特にゼルネアス軸は壁展開が多かったため、この技が活きる場面が多かったです。
終盤は、何故か炎の牙を採用したザシアンが急増したため、ケアできる際は不利対面でハッサムに引いた後、すぐにランドロスに引いて炎の牙の有無を確認するように立ち回りました。
ガオガエン@食べ残し
性格:生意気 特性:威嚇
実数値:202(252)-135-111(4)-100-156(252)-58(最遅)
バークアウト 鬼火 守る 蜻蛉返り
黒バドレックスへのクッション枠。他の受け駒も試しましたが、その中で鬼火と蜻蛉返りが好感触だったため、最終的にガオガエンに落ち着きました。
持ち物は守るとセットでHP管理のしやすい食べ残しです。回復実と異なり緊張感の影響を受けないため、拘り眼鏡の黒バドレックスに対しても、2回以上の受け出しが可能になります。
蜻蛉返り+ダイマックス砲でウーラオスを大体落とせるため、黒バドレックス+ウーラオスのような並びに対して、有利なサイクルを形成することができました。
ランドロス(霊)@拘りスカーフ
性格:陽気 特性:威嚇
実数値:165(4)-197(252)-110-x-100-157(252)
地震 岩雪崩 ストーンエッジ 蜻蛉返り
ザシアンを上から縛れるスカーフ枠。初手の様子見とスイーパーを担ってくれました。
岩技の2種類採用は違和感があるかもしれませんが、岩雪崩は怯みによる上振れ+比較的安定して撃てる、ストーンエッジは後出ししてきたホウオウを1撃で倒せるとそれぞれに良さがあります。
ランドロスは威嚇によって構築全体の耐久を誤魔化せる点、地面と電気の一貫を同時に切れる点が非常に優秀で、投げて腐ることがありませんでした。ただし、相手にもランドロスがいる場合、我慢強く蜻蛉返りを押す必要があり扱いは難しかったです。
ウオノラゴン@拘り鉢巻
性格:意地っ張り 特性:頑丈顎
実数値:165-156(252)-121(4)-x-100-127(252)
エラがみ 逆鱗 寝言 噛み砕く
ステルスロック対策枠。この枠にはステルスロックを撒かせないorステルスロックを撒かれたターンに一気に不利な盤面を押しつけられる性能が欲しかったので、ガオガエンと組み合わせて強く扱えるウオノラゴンは適任でした。
対面操作から有利対面でのエラがみが特に強力なため、ガオガエン以外とのシナジーも集約できる強力な崩し枠でもあります。実際に多くのサイクルを崩すことができました。
寝言と噛み砕くはそれぞれ眠り耐性、ヌケニンメタで採用しましたが、あまり活きる場面はありませんでした。ここの採用技は自由枠だと思います。
ヤドキング(原種)@突撃チョッキ
性格:控えめ 特性:再生力
実数値:202(252)-x-100-167(252)-131(4)-50
熱湯 サイコショック 火炎放射 未来予知
主にヒードランへのクッション枠。ムゲンダイナを選出する上でどうしても辛くなるヒードランに対して後出しが安定します。タイプと数値が優秀でカイオーガやムゲンダイナにも強く出られるこのポケモンは構築の枠を圧迫せず、とても理に適っていました。
技構成はヒードランに対する打点となり引き先に火傷を狙える熱湯、カイオーガへの打点としてサイコショック、取り巻きのナットレイへの打点として火炎放射、残り1枠はムゲンダイナ軸の受けループに刺さる未来予知です。
ヤドキングは基本的にムゲンダイナに強めな枠だったのですが、未来予知の火力欲しさに特防には振らなかったため、一部の火力があるムゲンダイナにはこのポケモンだけでは安定せず辛かったです。
【選出】
vsザシアン軸
+or
vs黒バドレックス軸
+or
vsムゲンダイナ軸
+or
vsカイオーガ軸
+or
vsイベルタル軸
@2
全部に共通した立ち回りは、ランドロスとクッション枠(ハッサム・ガオガエン)の蜻蛉返りを駆使して高火力アタッカー(ムゲンダイナ・ウオノラゴン)の有利対面を複数回作り、負荷をかけるように心がけました。
また、ムゲンダイナは詰ませの動きをとることも可能なので、選出段階でTODも視野にいれて立ち回りました。
【結果】
TN チャンタぽけ 最終74位 レート2107
【感想】
今期は個人的に最強の伝説だと感じていたムゲンダイナから構築を組み始め、好きなハッサムも組み込んで対戦できたことが楽しかったです。
序盤からムゲンダイナ・ハッサム・ランドロス・ヤドキングを固定し@2を考えていきました。黒バドレックス受けとしてガオガエンの枠をブラッキー・ポリゴン2、崩しを担うウオノラゴンの枠をウーラオスところころ変えて使用していましたが、最終的にこのような並びになりました。
中盤までは高い勝率を誇っていましたが、終盤には速いドラゴン枠が増え、一貫を切っていないため非常に苦しかったです。しかし、序盤からほとんど並びを変えずに使っていたため、筋トレの成果と運にも恵まれ初のレート2100を達成することができました。
2シーズン休んでいたので、久々にシーズン通して潜り結果を残すことができて嬉しいです。
【終わりに】
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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【special thanks】
最終日前日決起集会でモチベをくれた澤村さん、らまくん、ヨハンさん、えがかさん
最終日一緒に頑張ったりむさん、ぽいこ、しゃけ
ヒードラン受け+崩しヤドキングが熱くない?って提案した時、かわいいから原種の方にしようと言ってくれたりむさん
色ヤドキングを貸してくれたもっちー、のなちゃん
最終19位を取りこのムゲンダイナの強さを証明してくれたあぽろ